皆さん、突然ですがお米はどこで育てられていると思いますか?
そんなの田んぼでしょ!と言うツッコミが聞こえてきそうですが、確かにお米が植えられているのは田んぼです。
では、そのお米が育つために必要な水はどこから来ているのでしょうか?
基盤整備(田んぼを大きくして効率化されたところ)が行われている田んぼはパイプラインが整備され、田んぼに行けば水が確保できる場合もありますが当社の地域の様に、中山間部ではまだまだ整備が行き届かず、田んぼで使う水は河川だったり、溜池などから確保している場合が多いです。
この河川や溜池、そしてその水路の管理を行わないと田んぼには水が行き届かない為、米作りはできません。
これら河川や溜池、水路はいわゆる共用部分なので利権関係者全員で作業します。
作業の内容としては堤防の草刈や水路の泥あげ、雑木の撤去などですが、これがまた結構な重労働なのです。
しかもその作業が6月〜7月上旬まで続きます。
何が言いたいかと言いますと、田んぼにだけ行っていても米作りをする事はできず、田んぼや水源も含めて「地域を維持管理していく」という事を農業は担っていると言うことを皆さんにお伝えしたいと思いこのブログを書いております。
幸い当地域は水源が豊富にあり、昨年の猛暑でも高温や水不足の影響は少なく高品質なお米が穫れております!
それもこの様な表には出ない作業があってこそですね。